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元万場町・中里村合併協議会長 宮前鍬十郎 |
| 神流町が誕生し、万場町・中里村の合併に関する記録を残すにあたり、一言ご挨拶申し上げます。 私と旧中里村の小林村長さんは、いつも地域の安定化や活性化について常に意見交換を行っており、話し合う機会が非常に多く、両町村の厳しい現状から、「合併を真剣に考えよう」ということで認識が一致しておりました。 旧中里村の小林村長さんとの相互信頼関係の中で、両町村の厳しい現状を真摯に見つめ、今後の地方分権に基づいた自己責任・自己決定による町村運営、また、過疎化及び一層の少子・高齢化、さらにはIT基盤の整備など、諸々を考え合わせたときに果たして単独の町村で行政を維持できるだろうか。小さいながらも地方自治を守っていくために、我々に残された選択肢は数少なく、両町村の合併こそが地域住民の負託に応え、地域を守っていく最善の道ではないか、との結論に至ったのであります。 特に皆様方にご理解して頂きたいことがあります。 我々は、国で強力に合併を推進し、合併特例法の様々な優遇措置があるから合併協議を進めるのではなく、行財政のスリム化を図りつつ、それらを積極的に活用しながら地域づくりを行い、簡単に群馬県の辺境になる道を選ぶのではなく、この奥多野に自治の灯をともし続けるために合併を目指すのであります。特に、両町村とも自主財源が非常に乏しく、地方交付税に頼っている財政事情を考えた場合、小規模団体への地方交付税の減額措置はとても厳しく、合併により経費の削減を図らなければ自治を維持することが困難な状況下であります。つまり、我々は、必要性に伴う、小なりとはいえ高い志を持った合併協議であったということであります。 神流町となっても、人口3千2百人程度で全国でも最小の合併協議かもしれません。また、皆様方の中には、「そんなに小さな合併で何の意味があるのか」と思われる方が多いかと存じますが、我々が置かれていた現状、そして、私たちの志と奥多野という地域性をぜひご理解いただければ幸いです。 |